【看護師】人見知りでもやっていける職場はありますか?【生きづらい】

ご相談

H.Kさん(福島県・看護師)

はじめまして。
26歳の看護師です。

混合の急性期で働いて4年になります。

悩みは人見知りについてです。
私は人と打ち解けるのが苦手です。

職場内では、4年経った今でも浮いていますし、友達と呼べる同僚もいません。
それはプライベートでも同じで、友達はほとんどいません。
それ自体は自分の性格だと思って諦めています。

しかし仕事中には、どうしても生きづらさを感じてしまいます。

今の職場は、患者さんもスタッフもよく入れ替わります。
患者さんは慣れたと思った頃に入れ替わりますし、看護師の離職率も高く、毎月のように新しい方が来ます(少し大袈裟ですが)。
派遣ナースの方も毎日来るのですが、新しい方がしょっちゅうです。

とても気疲れします…。
作り笑いが大変で、1日が終わると顔の筋肉がクタクタです。
看護は好きですが、人付き合いはどうしても好きになれません。

そこで相談なのですが、一人で黙々と作業をして、マイペースに働けるような職場は無いでしょうか?

看護師である以上、人との関わりは避けられないのは分かっております。
でも、できれば少しでも減らせたらと思うのです。

それともこの性格自体を矯正したほうがいいのでしょうか?

無茶な相談ですが、ご回答いただければ幸いです。

回答

佐藤 美穂子(30代・看護師)

初めまして。
佐藤と申します。

私も人見知りです。
この性格は生きづらいですよね(^^;)

私も人見知りで惨めな思いをしたり、辛い思いもしました。
学生時代にはイジメにも合いました。
社会人になってからも、それに近い行為を受けました。

でも今は、極力人付き合いを抑えて、楽な生活ができています。
その経験を踏まえて、お答え出来たらなと思います。

まず「性格の矯正」について。
これは残念な話、かなり難しいと思います。

私は以前「いつかは社交的になれるはず」と、無理に人と積極的に関わるようにしていましたが、結局は内向的なままです。

人間は「慣れる生き物」であり、無理しても続けていれば、いずれ慣れるものです。
確かに一時的には社交的になれた気もします。
ですが少し人付き合いから遠ざかると、瞬く間に内向的に戻ってします(^^;)

「外交的 or 内向的」を分けるのは、身体の器質によるのが大きいそうです。

でも自己啓発書などには「人見知りは慣れの問題」とよく書かれています。
もちろんこれは間違いです。

心理学の世界では「人見知りは身体機能によるもの」が一般的な認知です。

外交的な人は、外部からの刺激に鈍感なため、刺激を求めて外に出たがる。
内向的な人は、外部からの刺激に過敏なため、刺激を避けて内に居たがる。

私は聴覚過敏な所がありますますし、人の善意や悪意を過剰に受け取ってしまいがちな、典型的な内向性格です(^^;)

ただこれは体の機能であり、治すことはできません。
だからこそ、それを受け入れ、自分に合った環境で仕事や生活ができればと考えています。

そこで「一人で黙々と作業できる職場」について。
私も求人を血眼になって探しましたし、ネット掲示板で相談したり、実際に転職もしました。

例えば、医療系のWEBライターは、一人で作業できる仕事でした。
メールや電話で指示を受け、ネット向けの記事を書く仕事です。

ただしフリーランスという働き方です。
収入が安定しませんし、稼げても月10万円がやっとでした。
ここから住民税や年金、健康保険料を払うと、手取りで月7万円を切ります。

しかも臨床現場から離れると、いずれ知識は古くなります。
そうなれば仕事を続けるのが難しいでしょう。

一時的な仕事としては良いかもしれませんが、一生続けられないと感じました。

結論としては、看護師である以上、一人で完結する職場はありません。
少なからず人との関わりはありますし、会議やカンファ、同僚との関係も必須です。

ただしそれでも「一人で黙々と作業できる」に近い職場もあったため、それをご紹介します。

まず町の小さなクリニック。
院長、看護師1人、事務員さん1人といったような。

私が働いた時は、とても楽で居心地の良さを感じました。
院長は70歳のおじいちゃんで物静かな方でしたし、事務のおばちゃんは明るい方で患者さんの対応をやってくれていました。

診察は院長と私の2人で黙々とやる感じです。
おしゃべりな患者さんが来ても院長は微笑むだけでさっさと終わらせて、事務のおばちゃんに引き継ぐような。
患者さんも長く通院される方ばかりで、それを分かっているので、スムーズなものでした。

昼食は3人で食べていましたが、事務のおばちゃんがワイドショーを見ながらアレやコレやと喋るのを、ただうなずくだけで良かったので楽でした(^^;)
食べ終わったら院長はすぐにお昼寝に行きますし、おばちゃんは昼抜けで家に帰るので、私一人の時間でした。
飲み会もなく、安定した毎日で一生ここで働きたいと思っていました。

でも院長が体調が悪くなり閉院(院長はその後すぐに亡き人に…泣いた)
働いた期間は1年ほどですが、「職場によっては、こんなに楽に生きられるんだ!」と教えてくれたクリニックです。

こうした小さなクリニックは、仕事内容も人間関係も安定しており、働きやすいですよ(^^)

次は健診センター。
バイタル、採血、検尿などルーチンの仕事です。
黙々と作業できます。
採血は苦手なほうでしたが、基本的には健康な方ばかりなので針は差しやすかったです。

もちろんお客さんは目まぐるしく入れ替わりますが、会話するわけでもなく、さほど気になりません。

スタッフは派遣ナースばかり。
人間関係が薄く、ルーチン仕事なのでスタッフ同士で話す機会も少なく、気楽ではありました。
お昼は交代でバラバラに取りますし、みんな黙々と食べて、後はスマホ見たり、昼寝をしたりなのでこちらも気楽でした。

難点としては正社員の求人が少ない事。
派遣でもいいと思っていたのですが、毎月の収入が不安定ですし、ボーナスを含めるとやはり低賃金となりますし、職場の移り変わりもちょっと馴染めませんでした。

最後に訪問看護。

今まさに働いています。
結論から言えば、人見知り向けです(^^)

まず同僚との人間関係は、楽なほうだと思います。

まず職場のスタッフが6人と少人数です。
人数が少なければ、関係も単純になります。

それに1日の大半を外で過ごすため、同僚と合うのは基本的に朝と夕方だけです。
外での時間は移動が大半であり、一人の時間も多いです。

患者さんも固定化されるため、付き合い方が分かれば、安定して仕事ができます。

話し相手を求めているのか、一方的に話される患者さんも多く、内向的な人間にはそれが楽だったりします(^^;)
逆にそれが好評で、患者さんから指名されることも多いですw

相性が悪いときは、オーナーに言って担当を変えてもらうこともできます。
訪問看護は相性が重要なので、その辺りは柔軟にやってくれます。

それに訪問だと、ずっと外に居られるのが良いですね(^^)

移動中はずっと1人です!
自分だけの世界!
音楽を聴くもよし、ボーっとするもよし、コンビニに寄るもよし!
これでお金を貰えるなんて最高です!

病棟だと常にだれか近くいますが、訪問だと患者さんともマンツーマンで、監視も無いですし、自分のペースで仕事ができます。
訪問エリアが都市部なら、一人暮らしの患者さんが多く、ご家族もいなくてそれもいい感じです(^^)

訪問看護は結構おススメです。

今の日本は、内向的な人間には生きづらい社会です。
とくに看護の世界は、コミュニケーション上手な人が強い世界ですからね。

でも内向的な人間にピッタリな職場は探せばあるものです。
そうした職場であれば、それなりに活躍できますし、仕事も随分と楽になります。

ぜひそうした職場を見つけてください(^^)